スクリーニング分析から精密分析まで
RoHS分析サービス
RoHS分析サービスでは、電気・電子機器を対象にしたRoHS指令特定有害物質 10物質であるカドミウム、鉛、水銀、クロム、PBB(ポリ臭素化ビフェニル)、PBDE(ポリ臭素化時ジフェニルエーテル)、フタル酸エステル(DEHP, DBP, BBP, DIBP)の分析を行います。お客様の目的に応じて、スクリーニング分析から精密分析までご提案させて頂きます。
- 検査日数
- 3~4週間(至急相談可)
- 分析方法
- お問合せフォームにてご相談ください。
よくある分析要望 Case study
- プラスチック製品中におけるRoHS対象物質の含有量を確認したい
- 製品中の樹脂部分と金属部分を分けて分析をしてほしい
- はんだ中のPb含有量を知りたい
- 梱包材中の有害物含有量調査
サービスの特徴 Feature
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スクリーニング分析(半定量分析)
【RoHs6対象項目】
・Cd,Pb,Hg,T-Cr,T-Br
・PBB、PBDE
【測定方法】
・蛍光X線分析法 (Cd,Pb,Hg,T-Cr,T-Br)
・熱分解GC-MS法 (PBB,PBDE) -
精密分析
【RoHS6対象項目】
・Cd,Pb,Hg,Cr+6,PBB,PBDE
【測定方法】
・ICP-発光分光分析法(ICP-AES) (Cd,Pb)
・吸光光度法 (Cr+6)
・還元気化水銀分析装置 (Hg)
・GC-MS法 (PBB,PBDE)
【RoHS追加4項目】
・フタル酸エステル(DEHP,DBP,BBP,DIBP)
【測定方法】
・GC-MS法 (DEHP,DBP,BBP,DIBP) -
分析例 Analysis example
樹脂部品のRoHS指令制限物質
(Cd, Pb, Hg, Cr(T-Cr), T-Br, DEHP,
DBP, BBP, DIBP)
の含有量調査
プラスチック部品のRoHS指令制限項目(Cd, Pb, Hg, Cr6+, PBB, PBDE, DEHP, DBP, BBP, DIBP)についてご依頼を受けました。
プラスチック部品について、前処理を行った後、分析機器で測定を行いました。
「Cd,Pb,Hg,Cr6+」に関しては、分析対象を冷凍粉砕、マイクロ波分解後、ICP、水銀測定装置による分析を行いました。
(Cr6+についてはT-Crとして測定しました。)
「PBB,PBDE」に関しては、分析対象を冷凍粉砕後、T-Brとして蛍光X線による分析を行いました。
「DEHP, DBP, BBP, DIBP」に関しては、分析対象を冷凍粉砕、溶剤抽出後、GC-MSによる分析を行いました。